カフェオープンまでの軌跡 〜発起〜
「みなとのお店って、なんか可愛いスタッフ多いよね?」
そう言われ始めたのはいつだったでしょうか?
とあるチェーン店の雇われ店長をしている僕としては、アルバイトの人事権があるわけで、やはり面接でルックスを重視してしまう面もあります。
うちの会社は関西圏を中心に全国30店舗近く色んな飲食店を展開してるのですが、いい案があったらわりと採用してくれるところがあります。
こういうお店がしたい!とか、いい物件とか。
料理とサービスには力を入れているので、そのあたりは問題ないのですが、如何せん社員に40代の男性が多く、新しい考え方の新しいお店が欲しいと、最近の空気がありました。
僕はといいますと、押し寄せる三十路の圧力に必死に抵抗する、ギリギリ20代の入社7年みなとです。
やってることは店長職なのですが、一応エリアマネージャー的な役職をいただいてるので、毎週の会議等は参加して、トップとも話す機会が増えてきてるところです。
僕には独立する夢も、転職してやりたいこともないですので、ただ漠然と働きながら休みの日には友達とパチンコに行ったりゲームをしたり…。楽しみといえば、半年に一度くらいのペースでアイドルの握手会に行くことくらいでしょうか。
ただアイドルに関して言えば、もう7〜8年位前から48やら46のグループが好きで、握手会・劇場公演・コンサートには行きまくってたので、美少女と呼ばれるものは大好きです。
冒頭に戻りますが、うちの会社はレストラン系が多く、アルバイトの募集ももちろんタ○ンワークやらバ○トルやらの媒体を使って行うので、面接して採用して、という流れになり、採用の基準は僕の一任になります。
逆に言うと、面接の日までどういう子が来るのかわからないので、期間内に条件の合う子がいなければ採用0ということもありえなくはないわけです。
仕事に私情を挟むわけでもないですし、失礼なことかもしれませんが、ルックスというのは僕の採用基準の大事なポイントでもあります。
という感じで選んでいたら、冒頭の一言を言われるようになった、というわけです。
しかし世の中にはアイドル、もしくはそれ以上に可愛い子たちが多数存在しているわけです。
僕も休みの日にそういう子たちを探しにボーッと出かけることもあるくらいの美少女好きの変態野郎ですので、世の中にはそういう需要は多いはず!
そんなことを考えながら日々の仕事をこなしていたある日、
美少女しかいない店を作ればいいんだ!
そんな単純な閃きを僕の夢とし、独立ができないならこの会社で作ってしまえばいいんだという考えが浮かびました。
しかし今までそんなコンセプトの系列店はなく、どうしたものかと思っていたところ、会社の飲み会で社長の近くに座ることができ、酔った勢いで言ってみた(というか別の上司が代弁してくれた)。
アイドルカフェが開きたいです!!
社長がめちゃくちゃ怖い方なので、一瞬場が凍りついたような気がしたけど、
「ええやん、そういう新しいの」
案外あっさり答えが返ってきたと思いきや、
「1年後の春にオープンやな」
ファァァァァッ??!!
あと1年で、会社の誰もやったことのない業態で店オープン。しかも調子に乗って、
「女の子は求人ではなく、人脈とスカウトで自分で集めたいです!」
なんてかっこいいことを言ったあの時の酔った自分を心底恨みましたが、翌日の会議でも
「みなと、俺は覚えてるからな昨日の話」
と社長に念を押されて、どうやら軽く本気のようです。
嬉しい反面プレッシャーが凄まじいので、ただいま猛勉強を始めているところです。
さてここから一年間、僕の気力が続く限りカフェオープンまでの記録を書いていこうと思います。
現段階でのコンセプトは、色んな案がありますが、
①大阪ミナミ(難波・心斎橋周辺)
②カフェなんだけど、店員が美少女しかいない
この線で考えてます。
案はまだまだ変わるでしょうし、皆様の意見も伺いたいです。
もしも働きたい!という美少女さんはもちろん気軽に仰ってくださいね!
次のブログからは、色んなお店に勉強に行った話などを……